こんにちは!地元の神奈川県横須賀市にて、進学塾クロフネを開校している川上です。
突然ですが、横須賀市立横須賀総合高等学校、通称「横総」はごぞんじですか?
横須賀に住んでいる人なら、一度は聞いたことがあると思います。
実際に、「高校は横総に行きたい!」という生徒も非常に多いです。
また保護者の方も
「横総って毎年人気なのだけれど、どうして?」
「他の高校と何か違うのかしら?」
と疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。
今回は実際に通っている現役生の声も紹介しながら、市外からも受験者が集まる【横総の魅力】に迫ります!
執筆者の経歴
- 1988年横須賀生まれ、横須賀育ち
- 県立横須賀高校出身
- 学習塾歴10年
- 約200名の高校受験生を輩出
- 横須賀市の中学生は追大総を目指せ!を提唱し、2022年に「進学塾クロフネ」を立ち上げ
横須賀総合高校の特徴3選!
時間割を自分で決める単位制
横総は単位制総合学科という普通科とは違った制度を導入しています。ここに疑問を感じている人は多いのではないでしょうか?
早速、普通科とのちがいを見ていきましょう!
単位制総合学科の最大の特徴は、時間割を自分で決められることです!必修科目以外は授業を全て自分で選ぶことになります。
選んだ授業の単位を一定数とることで卒業となります。まるで大学の単位制のような感じです。
時間割の組み方によっては、空きコマもあります。3年生になって授業が少なくなり、就職試験や受験勉強にはげむ生徒もいるようです。
現役生によるインタビュー
そこで実際に現役で通われている横総2年生のIさんに詳しい部分を聞いてみました!
Q:色んな授業があるけれど、教科書とノートを使うことは多い?
A:PCで授業する先生もいます!
Q:宿題は結構出される?
A:先生によって違います!全く出さない先生もいれば、たくさん出したり、PCで出す先生もいます。
Q:同じクラスの人と授業を受ける事はある?
A:2,3年生はみんな授業が違うから同じクラスでも大体バラバラになります!
Q:進路指導はどんな感じ?
A:年に2回くらい、担任の先生と2者面談があるのと産社(サンシャ)と羅針(ラシン)っていう科目で進路について考えます!将来が決まっていないと結構考えさせられます……。
時間割は学校の先生に相談もできますが、しっかり考えないと後々大変になるようですね。
高1の夏~秋にかけて、高2の時間割の希望を提出します。次学年の時間割は早めに決めていく必要がありますね。
進路にかかわる多様な専門科目
横総では、あらかじめ決められている必修科目と、専門性の科目を組みあわせて時間割を決めていきます。
文理選択はもちろんのこと、普通科では学習することができない専門科目も選んで学ぶことができます。
専門科目って急に言われても何があるの?
具体例をいくつか挙げていきますね。
横総で選択できる専門科目
- 芸術系
美術系ではデッサンや彫刻、立体造形の授業が、音楽系では器楽や声楽、鑑賞に特化した授業があります。
将来は美術系や音楽系の専門学校、あるいは大学に進学を希望する生徒さんが多いです。 - 情報系
プログラミング言語はもちろん、情報コンテンツやPCで絵を描くデジタルアートの授業も用意されています。 - 生活や福祉系
介護や、子供の発達ついての授業やフードデザインの授業があります。 - 工業系
機械系や建築関連、自動車に関する授業が用意されています。
もっとたくさんあるですが全て挙げると物凄い量になってしまうので、いくつかピックアップしました!
この専門科目と普通科と同じ5教科の授業を組み合わせて1年間授業を決めていきます。
単位総合学科の落とし穴
かなり自由度が高い単位制総合学科ですが、注意点もあります。
それは高校より先の将来像があるかどうかです。
- 大学進学したいのか
- 専門学校に行きたいのか
- どんな仕事に就きたいのか
将来のために必要のない科目を取ってしまうと、モチベーションの面でどうしてもツラくなってしまいます。
高校3年間を最高に楽しく、有意義に過ごすためにも、しっかり自分と向き合って考えることが大切です。
公立高校とは思えない施設
続いては、施設面についてです。
横総は横須賀市のほかの公立高校にはない施設・設備がたくさんあります。
横総の特別施設
- ホームベイ(ロッカールーム)
- ソファ付きの図書室
- ラウンジ(休憩できる場所)
- ラーニングスペース(自習室)
- キャリアセンター(進路相談室)
- SEAホール(講堂)
- SKYアリーナ(とても広い体育館)
などなど、快適に過ごせる施設が揃っています。
調理室・パソコン室など授業で使用する部屋もあります。福祉室、書道室、製図室などでは専門科目の授業で使用します。
また、校舎も皆さんがイメージをする高校のコの字型ではなく、まるで大学のキャンパスのような作りになっています。
グラウンドは校舎から少し離れた位置にありますが、その分広くサッカーコートやテニスコート、ピッチャーマウンドはもちろん、独立した陸上競技場も備えています。
これらの施設を用いて、日頃の授業や体育祭や文化祭を開催しています。
ただ、施設が整っている一方で、授業ごとの移動が忙しく大変らしいです。
横総に合格するためには?
ここまで横総の特徴的な部分を説明してきました。
何となく名前だけ知っていた…という人も、興味を持っていただけたのなら幸いです。
では、横総に合格するためには、一体どれくらいの内申点と入試の得点が必要なのでしょうか。
2022年春の合格者平均
- 内申点:104
※中2の9教科+中3の9教科×2 - 学力検査:325点
※5教科合計
2022年春のデータによると、合格者の内申点の平均は104、学力検査の得点は325点となっています。
内申点は1教科あたり3.85、入試は1教科あたり65点です。
面接ではあまり差は出ず、例年よほどのことが無い限りは、100点満点中100点や95点の受験生が多いです。
日頃の学習の積み重ねによる内申と、入試本番に向けての対策が重要になってきます。
また、横須賀市の公立高校の中では、倍率も高めです。例年、1.2~1.3倍 程度です。
市外からの受験生も多く、実際に横浜や川崎から通っている現役生もいるそうです。
目標として、内申点はオール4は絶対死守、入試の得点は350点に設定をするとよいですね。
まとめ
今回は横須賀総合高校についてお話しました。
今までは名前だけなら聞いたことのある高校だったのが、少しでも具体的なイメージに変わったのであれば幸いです。
進学塾クロフネは、横須賀市唯一の追浜高校・横須賀大津高校・横須賀総合高校へ合格する事にコミットした小学生・中学生・高校生対象の塾です。
追大総を目指すことを目標の一つとして、中学校の内申点対策と高校受験指導を行っております。
今回の記事で横総にご興味を持たれた方も、元々第一志望にしている方も、是非お気軽にご相談ください!
進路相談も併せて受け付けております!