入試本番が近づいてきた…。何の勉強しよう…
やりたい勉強は沢山あるけれど、全部できるかな…
こんにちは。進学塾クロフネの川上です。今回は全受験生に共通する冬におススメの勉強をお伝えします。
執筆者の経歴
- 1988年横須賀生まれ、横須賀育ち
- 県立横須賀高校出身
- 学習塾歴10年
- 約200名の高校受験生を輩出
- 横須賀市の中学生は追大総を目指せ!を提唱し、2022年に「進学塾クロフネ」を立ち上げ
入試1~2か月前は「理科」と「社会」を集中学習すべし!
なぜ、理科と社会なのか
英語と数学のほうが勉強しないとヤバいよ…
そう思う気持ちもわかります。ですが、理社を優先すべき理由はただ1つです。
一部の単元を除いて暗記科目なので、覚えたら覚えた分だけ得点に反映されやすいからです。
反対に、英数国の3教科は「積み上げ科目」と呼ばれていて、単元同士の繋がりが深く、時間をかけて対策する必要があります。
冬休み中に得点アップしたい!、2週間で成果を出したい!など
短期学習では、暗記科目に力を入れるのがオススメです。
理社の優先すべき単元
理社を勉強するのはわかったけれど、どの単元をやればいいの?
理科と社会に苦手意識を持っている人もいると思います。そういう人は思いきって単元を絞るのが有効です。
理科と社会でそれぞれ優先すべきオススメ単元をピックアップしました。
地学の「天気」には、湿度や飽和水蒸気量を求める計算問題が一部含まれています。
直前期のテーマは暗記なので、計算が苦手な人は自己判断でスキップしましょう。
他にも、物理の分野(力のはたらき、光、音、エネルギー、仕事など)は除外しています。
計算系が得意な人は、物理の分野も取り組んでください。
続いて社会です!
社会で1番オススメなのは公民です。
なぜなら、公民は地理歴史と比べて解きやすい問題が出ることが多いからです。
公民は学校の授業進度の関係で、教科書の学習を終えるのが入試直前になります。(地域差はあります)
ですので、高校入試では、公民は比較的難しい問題が出づらいです。
地理と歴史に関しては、それぞれ満遍なく出題されます。なので出題傾向から絞ることは難しいです。
特に歴史は学習範囲が広く、特定の時代を勉強しただけでは点を獲れないケースが多いです。
一方で、地理は「時差の問題」や「地図の読み取り」など問題形式ごとに学習することができます。
よって、地理をオススメしていますが、もちろん歴史をやりたい人はそれでもオッケーです。
冬休みが最後のチャンス!
冬休みだ!!勉強するぞ!
その通りです!夏休みと同じように、冬休みの頑張りで最後の伸びしろが変わります。
学校が休みに入るので時間はあるはずです。
理科と社会の暗記学習を限界までやり切ってください。
ただし、英数国はやらなくてよいというわけではありません。
英数国1:理社9のように最低でも1割は英数国の学習をしてください。
ある教科を学習しない日数が増えれば増えるほど、その教科の学力は少しずつ下がっていきます。
スポーツとかでも同じですよね?練習しない日が続けば下手になっていくはずです。
英数国で最低限やるべきこと
英語:長文読解
数学:計算問題
国語:読解問題or古文
冬休み中の勉強時間
冬休みの話をしてきましたが、冬休みに他の受験生がどれくらい勉強しているのか気になりませんか?
周りはどれくらい勉強してるんだろう?
他の人より勉強時間が少なかったら焦るなあ。
なかなか周りの受験生がどれくらいの時間勉強しているのかを知る機会ってないと思います。
受験生の冬休みの勉強時間は、塾の授業を含めて平均で約8時間です。
※参考サイト
https://bestjuku.com/article/3924#d0e9d87eb78fa54e47cd213ca7606442
https://benesse.jp/juken/202106/20210627-1.html
ええ!8時間!?
8時間とは1日のうちの3分の1ですね。
長時間勉強するときには、2点注意してほしいことがあります。
長時間勉強のときに注意してほしいこと
①必ず休憩を挟む
②学習計画を立てる
順番に説明していきますね。
まず、人間の集中力はあまり長くは持ちません。
長時間勉強するときは1時間に1回休憩を挟んだりして気分転換をしてください。
くれぐれも休憩時間が長くなりすぎないように、タイマーを使ってメリハリを付けるのがおススメです。
2つ目の学習計画は、その場の気分に左右されることを防ぐために必要です。
自分なりに長時間勉強してみたけど、効果あるのかなぁ…
せっかく頑張るのだから、成果に繋がる方法で実践したいですね。
1月に模擬試験を受ける受験生は多いと思います。
今回オススメしている「理科社会の集中学習」で、志望校合格のための目標点を目指しましょう!
入試直前1か月は、5教科をまんべんなく!
本番まであと1か月しかない…。とにかく勉強だ!
そうですね、本番まで1か月になるといろいろな不安があるかもしれませんがラストスパートに向けて頑張る時期です。
限られた残り時間で何をすべきかを、2つお話していきます。
今まで間違えてきたところをピンポイントでおさらい!
1つ目は、今までで間違えた問題の復習です。
不安な気持ちから、ついつい新しいテキストに手を出したくなりますが、その必要はありません。
手持ちの入試向け教材をもう1度復習していきましょう!
冬に受けた模試や過去問があるならば、その結果から弱点を分析して学習範囲を決めましょう!
直前期のオススメ
英語:文法問題(得意な人は英作文、長文読解)
数学:基礎計算問題、関数(得意な人は平面図形、空間図形)
国語:古文、文法、漢字
理科と社会はこの記事の前半に書いた【理社で優先すべき単元】を優先的に取り組んでくださいね。
国語は何を勉強すれば分からない人が多いと思いますが、迷ったら古文、文法、漢字を学習してください。
本番に向けて過去問を解こう!
2つ目は過去問を解くことです。
直前1か月までに過去問をどの程度解いているかは個人差があると思います。
まだ着手できていない人も、あきらめずに最後まで走り切りましょう!
過去問を解く上で絶対に守ってほしいことがひとつあります。それは…
過去問は必ず時間制限を守ること
過去問は本番の練習だと思って、絶対に時間を計って取り組んでください!!
入試当日のための練習といえば模擬試験ですが、模擬試験の回数は限られています。
過去問もフル活用して、本番を想定した練習を積み重ねていきましょう!
最後に
いかがでしたか?高校受験生の冬に勉強することの参考になれば嬉しいです。
理社より英数国を優先したい気持ちもわかりますが、英数は積み上げ科目のため、短期的な集中学習では得点を上げづらいです。
直前期は迷ったら理科と社会に絞って勉強してみるのは非常に有効です。
高校受験は人生のゴールではありません。
矛盾する表現になりますが、「とても大切な分岐点の1つにすぎない」のです。
100点を取ることが目的ではなく、後悔しないように、自分の中の100%を引き出してください。
これからの人生の糧となるはずです。
進学塾クロフネの高校受験対策では、直前期の冬になると志望校に合わせた学習法の指導しています。
翌年以降に受験対策を控えている方は、お気軽にご相談ください!
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